【高知の市場】高知の食を支える高知中央卸売市場

全国で2番目に歴史の古い高知の市場

 高知市弘化台12-12にある中央卸売市場に行ってきました。  午前5時30分から鮮魚のセリが始まることもあって、早朝から多くの業者さんが活動していて活気があります。遠方からの商品の搬入もあるため、早い方は午前1時・2時からお仕事をされているそうです。  高知市の市場は歴史が古く、京都市(昭和2年)に次いで、全国で2番目の中央卸売市場として昭和5年1月に開場しています。  元々は高知市の九反田にありましたが、戦後の経済発展とともに取扱量が増え、手狭となったことから、昭和42年に現在の弘化台に移転しました。  その後も、取引高の増加に伴い、市場機能の強化、駐車スペースの増加などを重ねて現在に至っています。  全国的にも珍しい、岸壁に隣接した市場である為、接岸した漁船から直接水揚げした魚もセリにかけられています。  近年では、人々の食文化の変化や流通の変化に伴い、市場の取扱量は減少傾向にあります。  そこで、平成26年3月末に、水産物部を、中央卸売市場より自由度の高い地方卸売市場へ転換し、高知の市場ならではの特色を出していくような取組を行っています。  普段私達が眠っている時間帯に、市場では数百人の方が商品の運搬や取引を行い、食品の流通を支えてくれていることがよくわかります。

鮮魚と塩干物を扱う水産物部

 鮮魚のセリは午前5:30に始まり、塩干物のセリは6:00に始まります。  水揚げされたばかりの旬の魚を始め、各地から集められた魚介類が並びます。時期や天候により多寡の差がありますが、セリが始まると次々と買い手が決まり、早い時は数分程度で終了していきます  せり落とされた鮮魚類は、仲卸店舗に運ばれ、各店にて解体、加工、商品化されていきます。仲卸店舗では、大小様々な包丁を駆使して、鮮魚をきれいに切り分けて、刺身用の短冊やすき身として、店頭に並べられていきます。鮮魚は鮮度が命ですので、皆さんとても手際が良く、仕上がりもきれいです。

野菜と果実を扱う青果部

 野菜のセリは午前7:00に始まり、果実のセリは7:30に始まります。  県内外を始め、海外からも多くの食材が集まり、広い敷地に商品ごとに箱が積み上げられています。 開始時間とともに、場内にセリが始まる商品を知らせるアナウンスが流れると、商品の前にセリ人が立ち、売買参加者が商品を取り囲むように集まってきてセリが開始されます。  セリ人の独特の掛け声や、売買参加者の手やり(金額を示す指のサイン)の交換で、次々と購入者が決まっていき、数分でセリが終わります。移動せりとも呼ばれますが、1つの商品のセリが終わると、次の商品に移動してセリが行われていきます。

卸売市場開放デイ

 卸売市場では、毎月第1土曜日(※)を、市場開放デイとして、様々なイベントを行っています。 当日は朝5:00から一般のお客さまも入場でき、普段は入れないセリ場で、セリの様子を見学したり、仲卸店舗で買い物や食事を楽しむことが出来ます。 中でも小学生以下の子供さんを対象としたアサリつかみ取り(100円)は、午前7時の開始と同時に行列が出来る人気イベントです。  鰹・まかないカレー、ちりめん丼、うどん・そばの他、炭火で頂ける海産物バイキングなど、その場で味わえる料理も用意されています。おススメは自分で好きな具材を購入してご飯(100円)に載せて頂く「オリジナル海鮮丼」。仲卸店舗の方に頼めば、食べやすい大きさに切り分けて売ってくれます。マグロ丼やかつお丼の他、好みの具材を自由に組み合わせて楽しめます。 月初の週末は、少し早起きをして、市場へ行ってみてはいかがでしょうか。市場の人々とのふれあいや、美味しい食材との出会いが待っています。 (※開催日は変更する場合がありますので、事前に市場課までご確認下さい。)